公開日23rd May 2018
変更日時17th Nov 2025
スラブオパールの切り方
オパール採掘者は時折、非常に大きなオパールを見つけることがあります。そのカットには、かなりの注意と経験が必要です。このオパールは200カラット(40グラム)あり、ご覧の通り砂の穴だらけです。また、このオパールには、オパールの色をより多く出すために、磨く必要がある部分もあります。
第一歩 – オパールを研究する
オパールのバーが石のどこに走っているかを見分けるには、何年もの練習と経験が必要です。まずはオパールをよく観察することです。オパールのカラーバーがどこに走っているかを把握し、地表からどのくらい深いところまで色が広がっているかを推測しましょう。このスラブオパールには隠れたバーはなく、側面には地表に達する黒い斑点が見られました。まずは鋸でオパールをカットするのが最善だと判断されました。
ステップ2 – マークアップ
オパールのカット方法が決まったら、マーカーで印を付けておくのがおすすめです。こうすることで、オパールを鋸で切る作業が楽になります。特にシームオパールの場合は、この印が重要です。シームオパールとは、長い板状に形成されたオパールのことです。経験豊富なカッターは、隠れたカラーバーや波打つカラーバーがないか確認します。表面に引かれた黒い線は、6つのクリーンなオパールが混ざっている可能性を示しています。

3番目のステップ – 厚板を敷く
ここが楽しいところです。ノコギリに乗って、板状に削っていきます。印をつけて削っていくと、オパールがどんな形になるかすぐに見えてきます。
鋸で切る際は、必ず最初に小さなオパールを切り出し、その下に色の縞模様がないことを確認してください。一度に1つずつ切り出し、必ず二重に確認してください。色の縞模様が下がってしまう可能性があるため、一番大きなオパールを最初に切り出さないでください。
4番目のステップ – こすり落とす
この工程は通常「ラビングダウン」または「プレフォーミング」と呼ばれます。オパールの形を整えるための大まかな段階で、通常はオパールを手に持って行います。原石のオパールをラビングした状態は「ラブ」と呼ばれます。
私たちが見ているオパールは、ライトニングリッジ産の200カラットのラブ(擦れ)です。オパール鉱山労働者は、このラブの潜在的な色彩を見せるために、表面をわずかに研磨しただけです。標本の重量は200カラットで、サイズは大きめ(65 x 40 x 9 mm)でした。

第5ステップ – 最終的な形と磨き
最後の工程は、異なる粒度のホイールでオパールをカットし、表面を美しく磨くことです。この段階でオパールをドップスティックに取り付けることで、精度が向上します。オパールは形を整えられ、研磨されて最終的なオパールが姿を現します。
完成品
大きな三角形にカットされたオパールは23.25カラットで、2つの異なる模様があります。2つのオパールにカットすることもできましたが、代わりに大きな黒いフリーフォームの形が見られるのは良いことです。このオパール1つで区画代を賄い、残りの5つはカッターの利益になります。このオパールは、きれいなラブを購入することの優れたリターンの典型例です。
興味深いことに、このオパールの研磨品は長年にわたりオパールオークションに出品され、3,000回以上の閲覧数を記録していました。誰もこの作品に賭けるつもりはありませんでした。カット後のオパール6個は40カラット弱だったので、研磨済みのブラックオパール1カラットあたりの価格はわずか56ドルでした。
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